KDP(電子出版)のメモ 急急如律令

Amazon Kindleダイレクト・パブリッシングでの電子出版や電子書籍の作成販売について、文章やイラストの作成や編集方法について書いています。

「浦沢直樹の漫勉-清水玲子」で使っている道具を調べた

 漫画家の絵を描いているところが見れる番組の「浦沢直樹の漫勉」で清水玲子さんです。前から使っている道具を調べている。

www.nhk.or.jp

 歌舞伎のビデオを見ながら描いて模写をすることで絵を磨いていたそうです。そういった練習方法があるんだな。絵の特徴として線の数が少なくて、必要最低限の線で絵になっている。

 

書類整理棚に大量のスクリーントーンが整然と並んでいました。2列20段の棚が6つ。IC SCREENのシリーズが全部かなずらりとたまにJ TONE、COMIC SCREEN、SCREEN TONEと書かれたタナがズラッと。

 

アイシースクリーン ユース Y-1585
 

 

www.j-tone.net

鉛筆

Hの鉛筆で、大きい絵のときは鉛筆を使い細かいときはシャープペンを使っている。ペン入れと鉛筆画を作中で使わけている。

三菱鉛筆 鉛筆 ユニ H UH 1ダース
 

 細かいところは0.3mmのシャープペンシルを使っている。ただ、持ちてのところにグリップを付けている。

 こういう箒で消しゴムカスを掃いていた。

 

ウチダ 羽根箒 大 1-825-0000

ウチダ 羽根箒 大 1-825-0000

 

 ペン入れ

 ペン入れはGペン丸ペンを使っていた。

 緑のやつと木の色ペン軸。輪郭はGぺんで、目の部分が丸ペン

 

手袋

  直に持つと手がつかれるから。

COVER WORK 40スムス手袋(マチなし) 12双組 L 白 FT-3105

COVER WORK 40スムス手袋(マチなし) 12双組 L 白 FT-3105

 

トレース台

 裏に書いてデッサンを修正するために使っている。そのために絵を描く順番がネーム、表から、裏から、表から、ペン入れとなっている。

お絵かきソフトだと、左右反転機能を利用している人が多い。

 

消しゴムホルダー

 鉛筆で描いてから、指やティッシュでぼかしている。全体的に鉛筆で塗ったあとに、イライトを書くように消しゴムで消している。こういう細い消しゴムを利用しているのでしょう。脳内映像の部分を鉛筆で仕上げている。

修正液 

修正液を筆につけて塗っていた。

ライオン事務器 修正液 ミスノン 油性インキ用 W-20

ライオン事務器 修正液 ミスノン 油性インキ用 W-20

 

 

 

togetter.com

はてなブログをPROにして広告を付けたらどうなるか

 無料版はてなブログアドセンスができるようなので試してみた。実はアドセンスのアカウント自体は5年ぐらい前に取得していたので、私の場合は審査は関係ない。昔は審査がザルだったとか。収益殆ど無いので止められてもいい気が。

 「はてなブログのPRO料金:月1000円」の分ぐらいアドセンスで稼ぐ事を目標にグーグルの広告を追加してみる。

はてなブログPro - はてなブログ

  一日アドセンスをつけてみた感想は、あんまりクリックされないな。そしてクリックされないと収益が入らないね。やってみたが、「押さないねー誰も押さないねー。」

 はてなブログをPROにするのはだいぶ先になりそう。とりあえず一週間ぐらい試してみてみる。アマゾンアフィリエイトだと1000円は超えているんだけど。もういっそアマゾンの広告だけでいいような気が……。

 だいたいクリックされないと100PVが一円とか言われているのでひと月10万PVを超えないとグーグルの広告外す意味がない。

 

 無料だったので”はてな”がつけたグーグルアドセンスはついていた。はてなブログをPRO化すると”はてな”の広告を外して自分の広告を貼れるようになる。問題はアドセンスの収益がどのくらいあるのかがやってみないとわからないことで。アドセンスの収益で月額を払えるものだろうか、月に一万ページビュー以上あるとPROにしても大丈夫と聞く。グーグルにもBloggerというサービスが有ってこっちは広告がない。広告を張りたければそっちを利用すればいい気がするが。どうも、なかなかアクセスを集めるのが大変なようだ。

  こういう広告を試しているのは、電子書籍とかを作るときに完成させるまでに時間が掛かるがそれまでの期間をどうやって収益で埋めるか。本の連載だと、原稿料が入るが自分で売る場合は原稿料がない。キンドルの収益は変動が激しいので、どうやって安定させるか。いろんな収益手段を組み

 githubでツールを公開しているがそこに広告を貼ってもいいかなと思って、アドセンスがどれくらい収益につながるのかを調べてみている。

github.com

cartman0.hatenablog.com

「火星の人」を読んでみた

 映画「オデッセイ」を見て面白かったので小説を読んでみた。小説の分量が多いので映画では内容をかなり端折っているようだ。映画がゲームで言うところのイージーモードで、小説ではベリーハードになっている印象だ。回復したヒューストンとの通信がまた途絶してしまったり、砂嵐でまた死にそうになったりが映画ではない内容。

 この小説が特殊だなと思うところは、極めて精緻な科学的なこだわりもある。マーク・ワトニー

 この本の広がり方が面白くて、ウェブで小説を公開していたら、まとめて読みたいからキンドルで売ってくれと言われ。99セントでキンドルで売ると発売3ヶ月で3万5000ダウンロード、SF部門のトップ5に。20世紀フォックスから映画化しないかと言われたという。

 電子出版で小説という媒体で広く色んな人に読まれようとするときに知名度がなければとりあえず読んでもらうしかない。ある程度読まれるようになってから販売することのほうがキンドルのランキングが上がって注目されやすくなる。

 

はじめにウェブで公開していたページがココのようだ。

Galactanet

 

 

火星の人

火星の人

 

 

 

 

togetter.com

 

cinema.spotnote.jp

allaboutkamikura.hateblo.jp

 

99nyorituryo.hatenablog.com

 

イミテーションゲームを観た

 アマゾンプライムビデオで観たかったものはあらかた観終わった気がするので、印象に残ったものを一つ。プライム会員だと無料で見れるようです。

Amazon.co.jp: Amazon Prime

 

 エニグマっていうナチスの暗号を解読する機械を作ったアラン・チューリングについての話。チューリングはコンピュータについての本ではよく出てくる人。そのチューリングの前にポーランドが解読には成功していたが、だんだん複雑化していって人の手で解くのが困難になった。

 暗号を解読する機会を作ってからがこの映画の始まりだと感じている。解読した情報をどう利用するかが描かれている。

 すごい活躍したチューリングをイギリスは自殺に追い込んでしまう。暗殺説もあったけど自殺だろう。イギリスはコンピュータの開発ではアメリカに遅れてしまうが、それはイギリスの秘密主義があったのでは。

 今だったらノートパソコンでもすぐにエニグマの暗号を解読できるのではないかな。少なくとも大量の暗号文と内容の類推が必要だろう。暗号文の解読のヒントになったのが「ハイル・ヒトラー」だったが。

 

エニグマ暗号機による通信方法

 

karapaia.com

 

www.hummingheads.co.jp

 

 

 

キンドルで漫画を売るときの最低解像度

  キンドルの固定レイアウト画像の最小サイズが大きくなったというニュースがあったのでちょっと調べてみました。マンガや雑誌向けで、私の場合は写真集を作ったので影響があるかと。

 何が問題かというと、今まではわりと小さめの画像サイズでも良かったのが大きくしないといけない。品質基準に満たないと、メールが来て対応しなければ削除されるかも。

 

実際に売られているマンガ

  実際にどのくらいの解像度のマンガが売られているのかを調べてみた。

最近発売されたばかりの、ダンジョン飯4巻では1600×1125 縦横比1.42

75958 KB、 197 ページ

なので、1ページあたり385.57KBぐらい

 

キングダム 45巻では1200×844 縦横比1.42。

  71108 KB、 221 ページ、1ページあたり321.75KB

 

 細かい書き込みが有名な乙嫁語りでは1125×1600。

129026 KB、231ページ、1ページあたり558.55KB

ただ作成時期が古いので参考程度に。

 

 

 売られている内容からすると、あまりガイドラインどおりに作られていなかも知れない。ガイドライン通りに作る場合「1200 x 1800 ピクセル以上にする必要がある」とかいてあり縦横比1.5なのでマンガを考えると、縦横比1.42に直すと1200×1706が最低解像度になる。

 まとめると1200×1706以上で、一冊あたり100MB以上ぐらいがいいのではないか。一冊のファイルサイズの上限は650MBになっている。画像解像度の上限は指定されていない。縦横比は1.5が推奨されているがマンガに合わない気がするし、所有者が多いiPadが4:3である。

実際の制作

 固定レイアウトで個人の場合はEPUBより、キンドルコミッククリエイターを使って作っている人がいると思う。キンドルコミッククリエイターでは、解像度指定で、1200×800がはじめに設定されているので、そのように作った人がいるかもしれない。実際は、それ以上の解像度でも作成することができ、比率があっていればいい。


解像度に関わる部分のキンドルガイドライン

 「9.4.2 画像のサイズおよび品質の基準」、および標準画像と高解像度画像に関するサブセクションを追加

 

画像は、目的の表示サイズの 300 ppi の最小品質基準を満たす必要があります。 余白、欄外見出し、ページ番号、キャプションの余地を考慮したフル ページ画像の最小基準は、画像サイズ 4 × 6 インチです。 この画像は、300 ppi で 1200 x 1800 ピクセル以上にする必要があります。 画像尺度の最小基準については、次の表を参照してください。

 参考:

https://kindlegen.s3.amazonaws.com/AmazonKindlePublishingGuidelines_JP.pdf

 

densyodamasii.com