無料の電子書籍のなぜ
電子書籍のロイヤリティーが70%だとか35%だとかというのがよく出てきます。出版社で紙で出している人は10%だというような話もよく流れてきます。しかし、電子書籍ではよく無料で配っていたりします。
期間限定無料だというのもあれば、
青の祓魔師 リマスター版 1 【期間限定 無料お試し版】 (ジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 加藤和恵
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/06/15
- メディア: Kindle版
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1冊無料だというのもあります。
さて疑問に思わないだろうか。出版社と著者の取り分として、宣伝費用はどちらが持つのだろうか?無料でダウンロードされた場合はロイヤリティーに含まれるのだろうか?
個人でキンドルダイレクトパブリッシングで出す場合、アマゾンが値下げをする場合はロイヤリティーは変わらない。しかし、著者が無料キャンペーンをする場合は、ロイヤリティーはその時の無料分はのロイヤリティーは0になる。
出版社が自前の販売サイトで売る場合に、無料配布する場合がある。その場合に著者にはロイヤリティーを払っているのだろうか?
期間限定無料というのはいわばレンタル店みたいなものだろうと思う。出版社はレンタル店に対して使用料を請求するけれど、レンタル店には使用料を請求する。兼ねとっているのだからといえばそうだけれど。http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1065343760
出版社の宣伝というふうに見れば、著者は出版社に対して使用料を請求するのだろうか。
無料ダウンロードで漫画の場合は、ランキングに入れば、1日に数百から、数千冊単位でダウンロードされる。それがもし販売されているようであれば、すごい金額だろうなとはおもう。疑問に思うのは無料で配ることが宣伝なのだろうかということ。
宣伝にはなるが宣伝費用は実質かかっていないよね。通信コストを負担しているのは、販売側になる。
アメリカの電子書籍“ブーム”は終了しましたので
アメリカでの場合だろうけれど。出版社は 『著者+出版社の取り分』 で高くしないとやっていけないので高くなると思う。日本円に換算すると、100円から300円で売るのが個人の限界と見ている。出版社は1000円以上とする。
ロイヤリティーで考えるとどうなるだろうか。ロイヤリティーが10%と70%で比べると。
個人300円 で 70%とする
出版社1500円 で個人の3倍売れるとし10%とする
210対450になるで出版社で売るほうが有利になる。