KDP(電子出版)のメモ 急急如律令

Amazon Kindleダイレクト・パブリッシングでの電子出版や電子書籍の作成販売について、文章やイラストの作成や編集方法について書いています。

イラストを描いたことがない人が練習をしていく過程

 絵を描く技能

 絵を書くことは学校の授業でしかやったことが無い、CADの講義は受けたことはあるがなんとなくやっていてあまり身についた感じはしていない。趣味で画像にフォトショップで文字を入れたりというのはしたことがあるけれどそこまで詳しくはない。

 キンドルで出す本の表紙を自分でつくろうと思った。イラストを書くというのはやはりハードルが高そうだというのを感じていたので、写真を合成するなどして見た目がよくなればいいか、という気持ちではじめた。イメージしたような画像がフリー素材でなかった場合は自分で書くしかなくなってしまう。そういうわけで自分でイラストを書く能力を身につけようと思うに至った。

 

どういう順番で学習すればいいのか

 いざ、イラストを描こうとは思ってみたけれど、どうもどういう順番で習得すればいいのかがわからない。とりあえず検索したり、本屋や図書館で調べたりしていたがどうもはっきりしない。いっぱい書けばうまくなると言う人もいるがそんなに時間を掛けるつもりはない。取っ掛かりがつかめないから調べているのであって、やり方がわかっていたら取り組んでいるだろう。

 持っている知識の箇条書き

 そこで自分がその時理解している知識を書いてみた。戦略を立てて習得しようと思ったまでだ。

 以上イラストを書くための知識は全然ないということがわかった。

イラストに必要なのは何かを考えてみる。

 デジタルデータに必要なのはペンタブ、もしくはスキャナーだというのがわかっていた。けれど、紙に書いてスキャンという工程を考えた時に、紙と鉛筆、もしくは画材で描いて、スキャンして修正というふうに考えると効率が悪そうだ。というわけでペンタブ+ソフトでやろうというふうに決めた。

 そしてペンタブにwacomを選ぶ、そして一番安いやつでいいかと思ったけれど、ソフトウェアをどれにするかが決まらなかった。

 イラストはどのソフトウェアで描くのか。

候補案

GIMP

・SAI

CLIP STUDIO PAINT

Photoshop

Illustrator

 他にもあるだろうけれどもその時にはこれぐらいしか浮かばなかった、問題なのはイラストを書くのには、線画が書きやすくなくてはならないこと。Photoshopにはペンタブ用の機能が少なそう、PhotoshopIllustratorは高そうということで見送った。SAIとCLIP STUDIO PAINTであるが、ペンタブにセットで入っているのと、色塗りや漫画もやれそうなのでCLIP STUDIO PAINT選んだ。すぐにCLIP STUDIO PAINTをつかったわけではなくペン・タブレットの使い方を覚えるのがはじめにすること。

 

wacom Intuos Pen & Touch Comic medium Mサイズ CTH-680/S1

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ペンタブの習得

 ペンタブは液晶に直に描ける液タブも合ったけれど高かったので見送った。そのために紙で描くのと違い、描いているところと見るところが別になっている、そのためマウスに感覚が似てはいる。見るところと描くところが違う感覚を理解するのに時間がかかった。また全体を見るには大きなディスプレーが必要で、画面が二つあったほうが便利そうだ。余裕ができたら試してみたい。

 ペンタブのデメリットはある、滑りやすさが違うという点。かなり滑りやすいボールペンで書いている感じなので、思ったような線が引けない。これは今でもかなり苦労していて、たとえ紙に書いていたとしても苦労していただろうことだろう。そこはペン先に付いている替芯を自作することで多少ましになってはいる。使いやすい替芯探しに奔走して、絵をあまり書いていないぐらいだ。

 後で不思議に思ったのがペンタブで絵を描く練習をすると紙で描いてもある程度はうまくなっているということ。当たり前なんだろうけれど、なんとも不思議に思うところであった。紙は書きやすいなという変な感覚も覚えた。

 

Wacom 液晶ペンタブレット 13.3フルHD液晶 Cintiq 13HD DTK-1300/K0

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替芯で試したもの

 綿棒、竹ひご、釘、アルミ、ポリエチレン製爪楊枝(ランチピックス)。多分純正品を買うほうが早いとは思うけれど、自作をすればダメでも納得するだろう。金属製のものは、削るのにだいぶ苦労するので、なれないと無理。包丁研ぎで整えたりもしたけれどそのまま板に書くと傷が入って書きづらくなる。なにか敷いて描いたほうがいいのだろう。タブレット端末用の液晶保護シートが利用できるようだ。100円のでもいいような感じである。

 

替芯について書いた記事

99nyorituryo.hatenablog.com

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CLIP STUDIO PAINT

 CLIP STUDIO PAINTを使って思ったのは、出たばかりなソフトであったので本屋に使い方の本があまりないので苦労した。どのみち他のソフトもあまり本は多くない。

 Photoshopの使い方の本はたいてどこにでもある。Photoshopの本の内容はフリーウェアでもできるような事のほうが多いわけで。動画サイトやイラスト投稿サイトでの使い方も見てみるのもいいように思う。

 

イラスト動画 

www.youtube.com

絵を描くトレーニング

 さて絵を書こうかなと思ったが何から始めていいやらわからない。フォトショップは使っていたので、画像合成については知識はあったけれど。イラストに限って言うと少し異質な部分が多い。わけわかんねー。後々考えてみると文字の入れ方というようなことが後々使い勝手がいいなと感じることが出てくるが鉛筆画では役に立たない。パスの知識は多少あったけれど、ラフ画にパスは使いようがない。

 

 Photoshopの理解していた知識

99nyorituryo.hatenablog.com

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 とりあえず絵の練習をしようと思って、イラストの本を読んでソフト上で鉛筆画を書いてみる。結果むちゃくちゃヘタだというのを実感する、絵の基礎ができてないと思ったので、デッサンの練習を開始する。デッサンの練習に2ヶ月掛けてみる。

 

ペンタブを使い始めた初期の絵

99nyorituryo.hatenablog.com

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デッサンと漫画についての違い

 例えば、写真のトレースだけでは平面的になってしまう、けれどデッサン的な影をつけようとすると一枚に何時間もかかってしまう。どういった部分を省略してどういった部分を細く書いているのかを考えさせられる部分である。技法的な部分としては、デッサンは見たまま書けばいいのに対して、漫画的な部分では変えて描くというのがあるので、その前提知識がなかった。

 デッサンと漫画の描き方を同時に練習してみることに。というのも漫画の描き方を練習しようにもデッサンが描けないと見たママを書けないのでどうしても修正にばかり時間がかかる。

 デッサンの顔の部分についてはひと通りやったが体や、風景の部分はまだ手を付けていない。そこをやろうとは思うけれど、そればっかりをやっているとどうしても時間ばかりがかかって面白みにかけてくるので、イラストに挑戦する。

  漫画の描き方を練習するのにもうひとつの理由は、「漫画の電子書籍の作り方」という本を出したが、漫画を書かなければやはり画像の加工とか見やすくするにはどうすればいいのかがわからないだろうと思ったからでもある。

 

スーパーデッサン 風景編

スーパーデッサン 風景編

 

 

 カラーイラストに挑戦。

 カラーイラストの場合は色塗り工程を全く理解していなかった。そこは本に頼ろうと思ったのだけれどもあまり手順がはっきり書いていない。手順がはっきりしないというよりかカラーイラストの本は高いのでいろいろなことを詰め込もうとする。そうするとかいていないところでつまってしまう。だから細かい作業の部分がどうしても端折られていて、知識がないと追っていけない。pixivで見ながら始めようと思ったが厳しい問題が合った。使っているソフトが違うとソフトウェアの知識がないと応用できないということ。

 さて、ソフトウェアはいろいろある、ペンタブもツールを作っている側は絵を書いて欲しいだろうとは思っているだろう。けれども対象者は絵が書ける人ばかりではない。だから絵がかけない人をかけるようにするための講座は用意されている。

 イラスト練習中の絵

99nyorituryo.hatenablog.com

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 ペンタブやソフトウェアの講座を利用する

 簡単に絵が書けるというのを宣伝したいということは、途中で挫折しないような工夫があるだろう。そうしないと利用者が増えないということや、こんな機能があるという説明にならないから。

 ペンタブやソフトウェアを販売している側としては実際に使ってくれるユーザーを増やしたいというのがあるので、ソフトウェアの使い方を実際の制作方法を説明しようとしている。実際の例を紹介しながら講座という形で絵の描き方まで教えてくれる。多少問題もあるだろう。例えば絵柄がどうしても参考にした人に似ていってしまう。同じソフトで同じような効果を加えるのだろうから当たり前といえば当たり前。そこで使ったソフトウェアで覚えた知識というのはやはり、他のソフトウェアでも同じ機能はあるから、違うソフトウェアで使ってみると違う表現の仕方があるだろうと思う。

 絵の表現というのは、使うソフトウェアにある意味縛られてしまうのではないかと思う。本の表紙はPhotoshopを使っていて、画像の編集の仕方やエフェクトは同じようなものだとすると、当然出来る絵は似てくるし、文字の表現、袋文字、ドロップシャドウ、発光、エンボスなどという機能を使っていれば似てくるだろうし。使っているフォントが同じならば尚更似ていてってしまう。例えばライトノベルの表紙が似ているように感じるのは同じようなソフトを利用しているからだろうと思う。

 

 制作している本が同じならば行き着く先もだいたい同じようになっこうていって、同じような品質の絵は掛けるようになっていくのではないかという思いがある。

 お絵かき講座い

CLIP STUDIO PAINT 使い方講座 | CLIP

IllustStudio 使い方講座 | CLIP

 

実際に講座を利用して練習してみた内容

IllustStudio 使い方講座 | CLIP

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 この続きは

99nyorituryo.hatenablog.com

 

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