Romancerのエディタ
Romancerでは、Wordの読み込みの他にブログのような入力エディターから電子書籍を作成する方法もあります。では実際に作成をしてみます。アカウントの作成については romancerで電子書籍を作ってみる - KDPのメモ 急急如律令 を読んでください。
手順
Romancer | Romancer(ロマンサー)はあなたの電子出版ツールです
Romancerのトップページからログインしてから、 [会員メニュー] [本を作る] [新規作成]と順に選んでいく。
原稿ファイルをアップロードして作成ではWordやPDF、画像のZIPファイルから作成できますが。その下の「ビジュアルエディタで入力して作成」を選びます。
そうすると、ブログのようなエディターの画面が表示されて入力できるようになります。
入力欄の下の方には、表紙画像、タイトル(かな)、著者名、著者名(かな)、ファイル名と言った入力を促されます。
- 組方向
縦書か横書きかの設定
- 数字自動処理
縦書にした場合に、縦中横にするかという設定ができます。
- 目次ページ 自動生成する
本のはじめの方に目次のページを挿入するかについて選べます。また、見出しレベルでは、章や節について設定ができます。今のところキンドルでは目次では2段にしか対応してないので見出しレベル3を選んでもあまり意味が無いかもしれません。
編集のところで見出し1としたところが章のタイトルとなります。見出し2の部分は節のタイトルになる。
奥付ページ 、横書き時強制半角 、Romancerリンク
- Kindle専用
キンドルで販売することを考えるとキンドル専用をチェックしていたほうがいいと思います。
- 変換
一番下の変換をクリックすると、EPUBを作成することができます。
編集について
エディターの機能での編集について書いていきます。基本的にはWordやブログのエディターと同様の機能があります。しかし電子書籍特有の気をつけておくべき内容もあります。
- リンクについて
ウェブサイトへのリンクについては、実際にキンドルで販売される場合にiOS環境では外部サイトのリンクが削除されるので、ウェブページのアドレスを文字として記載していたほうがいいと思います。また、ペーパーホワイトで開いた場合に、フリーズするようなサイトへリンクを張っていると、販売停止される場合があります。
- メディアの追加
メディアの追加部分で、画像、動画、音声について追加することができます。
- 見出し
章のタイトルや節としたい部分で、文字を選択してから、[段落] [見出し]と選ぶことでその部分を章や節に設定することができ、電子書籍に目次機能からそのページを頭出しすることができる。
- フォント
[フォーマット]から明朝とゴシックのフォントを選択することができる。たいていの電子書籍では、フォントに明朝とゴシックを備えている。それ以外のフォントを指定しても、端末にフォントがなければ表示することができない。
あとがき
EPUBを作成する方法の中では簡単な方法だと思います。縦中横の設定で手動で選べないのかどうかが少し気になっています。組方向という言葉よりも、縦書きか横書きというような説明のほうがわかりやすいのではないかと思う。