KDP(電子出版)のメモ 急急如律令

Amazon Kindleダイレクト・パブリッシングでの電子出版や電子書籍の作成販売について、文章やイラストの作成や編集方法について書いています。

電子書籍の売れ方に悩む

 ルワンダ中央銀行総裁日記が小説家になろうの小説みたいだという感じだと言われて紹介されると一気に売れ出して、キンドルのランキングで3位になりました。 読んでみると確かに面白いぞこの本。

 ネットで話題になると、キンドルのランキングが急激に変化をするようです。こういう変化というのは紙の本では収益を上げるのが難しいと思う。急に需要ができて、急に需要がなくなると増刷しても刷った頃には・・・。

  とりあえず、読んでみて面白かったが。読者というのは読みたい本を自分で見つけるよりも話題になっていることを読むことのほうが多いのではないかと思っている。読むための動機を見つける方法を探してるとも言える。

 で、内容は、

 ある評論家は私にルワンダの人口、資源、国民所得、貿易の規模を聞いて、結論としてその国は到底経済的に自立できないと断言した。

 空港ビルはなく、滑走路の横の電話ボックスのような金属製の小屋が二つあるのが、それぞれ、検疫と入国管理の事務所で、小さな机の後ろに役人が一人座っているだけである。税関はもう少し大きい金属小屋で、税管理が二人いる。

 

「我々は皆あなたが来たことを喜んでいます。今までは中央銀行は白人によって運営されていたから、白人がすべてで得をしました。今度はアジヤ人が来たのだからわれわれアジヤ人が得をする番です。あなたはアジヤ人を助けなければいけません」

 

 日本銀行に務めていると、ルワンダ中央銀行の総裁にならないかと誘われる。治安はどうなのかとか気になりながら行くと、掘っ立て小屋みたいな入局管理局や、税関で意気消沈している。

 登場人物で、銀行、外国人商人、ヨーロッパ系や、インド系など。ルワンダの地理的状況は輸出入するにも車で運ぶ必要があって価格競争力的に不利なコーヒー豆と、鉱物資源と援助に頼っている。当然に貿易赤字で、代わりに日用品や食料品を輸入しているが、ほぼ自給経済になっている。どうやってルワンダを立て直していくかという内容の本。

 本の特徴から漂うシムシティー感がすごく、外国人承認や銀行との駆け引きや、ルワンダ国内の現状の把握から対応策まで生々しい現状が垣間見えてくる。

togetter.com

 

 書く読む売るということをしていますが、自分の中に3つの面があってこの本を買うかと考える、この本を売るにはどうすればいいか、どのように書けば読んでもらえるか。というようなことを考えていた、とにかく話題にならないと売れない感じだ。問題としてあるのは無料で売ると収益はない。有料で販売しても見つけてもらえないわけだが、どうすれば本は売れるんだろかな。

 本の売れ方で考えているうちにブログで本で売るような内容を公開したら、すごくアクセスが増えなければ、そもそも内容自体に価値はないよな。そう思ってブログの更新を頻繁にしつつ公開していっている。目標となるページビュー数は超えているので、自分のブログに対して価値はあるのかもと思っているが・・・。

 ただその無料で公開して広告をつけているという作業を通して、広告をつける記事というのを見ると、合う合わないがあるというのがわかる。商品についての記事ならば、商品が売れることが期待できるが、知識に対する記事では広告のは利用がなくなってしまうわけである。以前アドセンスを試してみたことがあったが収益的にはアマゾンのアフィリエイトのほうが収益が上回っているので、アドセンスをする意味がなくなってきている。アドセンスは誤クリック以外にはクリックされない問題がある。特に、電子書籍の売れ方が尋常ではないと感じるようになってから。電子書籍に売り切れはないので、紹介するの売れる数が半端がない。ただし販売停止はある。でだ、自分の本を売るにはどうすればいいかと考える必要がある。