TeXフォントを埋め込む
cmmi10というフォントをepub内に埋め込んで、タグで囲むことで使えるようにする。でんでんコンバーターでは、2つの半角アスタリスクで囲まれた文字列が該当するので、数式フォントを使いたい部分に使う。当然ながら、CSSを書き換えて、strongタグに使われているフォントを変える必要がある。
でんでんコンバーターで初期設定ではstrongタグに、sans-serifで指定してあるのを削除して。ただ、ブラウザの初期設定として、strongタグは強調表示に割り当てられているので、自分でタグを作ったほうがいいかもしれない。
b, strong, dt, caption, figcaption, th {
font-family: sans-serif, serif;
}
新たに、フォントの指定とタグに使うフォントを指定する。
@font-face {
font-family: "cmmi";
src: url("cmmi10.otf");
}strong {
font-family: "cmmi";
}
試しに、chromeで表示を試してみたが、ローカルでのフォントの読み込みい対応していないようで、IEだと表示することができた。cmmi10のフォントの割当がどうなっているのかがわかりづらく、作ったデータの再利用性が悪いものができそうだ。
だが、Readiumで開くと、強調表示にされて失敗。
KDPガイドラインで見ても、
@font-face {
font-family: "Arial"; /* 使用するフォント名 */
src: url(../fonts/arial.otf); /* フォント ファイル */
}
同じような描き方なので問題は少なそうである。
kindle for PCで見たところ。
参考:
目的別応用チュートリアル フォントの埋め込み
画像埋め込み
以前透過PNGで数式画像で読み込むと、色を反転させた時に読み込めなくなるのを、背景を白にCSSで指定することで回避してみた。
span.equals10 {
display: inline-block;
height: 1em;
}
span.equals10 img {
height: 100%;
background-color:white;
}
span.equals20 {
display: inline-block;
height: 2.6em;
}
span.equals20 img {
height: 100%;
background-color:white;
}
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