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KDP(電子出版)のメモ 急急如律令

Amazon Kindleダイレクト・パブリッシングでの電子出版や電子書籍の作成販売について、文章やイラストの作成や編集方法について書いています。

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固定価格買取制度を廃止に思うこと

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 太陽光発電の買取価格が徐々に下がってきて、市場価格以下になったので固定価格買取制度を撤廃したのが本当のところじゃないかな。日本の場合も市場価格よりも数年のうちに下がりそうなので、事実上固定価格買取制度は撤廃されるかもしれない。

 太陽光のせいで電気代が上がっているというような記事は昔からあるがその殆どが初歩的な電気の知識がない人が書いていると感じている。医者でない人が診療すれば医師法違反になるし、治るといって提供すれば薬事法違反になる。税理士でない人が税に対する相談すると税理士法で処罰される。けれど、電気関係の記事では、電気技術者ではない人がオカルト的な内容をニュースで流すことが多い。本来技術に関する内容はそういった資格を持った人がするべきだと思う。

 電気の本を選ぶときに、第一種電気主任技術者やエネルギー管理士を持っている人が書いているかを判断基準にすることが多く。そうでない場合は読まないことにしている。資格を持たずに、経済のひとは電気の疑似科学本を書かれることが多い。ネットで疑似科学の記事は多く書かれている。最近は本屋の棚が擬似科学本で埋まっているのでやる気が出ない。省庁の人まで疑似科学本を読んで真に受けて政策に反映されたら生活に実害が出てくるだろう。

 例えばFITでよく間違っているのが

ameblo.jp

311以降の我が国に不足しているのは「安定電源」であり、「最大電源」ではありません。

  最大電力が足りないからテレビで今の電力供給と電力需要がどのくらいかを表示していたのかをすでに忘れているようだ。昼間の暑い日の電力が足りないからエアコンを止めるかについて話していた。昼間だけでも非常用発電機を動かせないかという話もでていた。

 そもそも電気で安定電源といえば直流安定化電源のことである。ベース電源のことをいいたいのだろうが、安定という意味はどこにも含まれていない。

電力会社が電気料金を払うわけではなく、FITの負担は「再エネ賦課金」」として消費者(我々)が負担することになる

  電力は自由化されているので、電源構成に応じた電力会社を選ぶことができる。つまり、安いところの電気を選べるのでそっちを選べばいいだろう。

天候次第で発電したり、発電を停止したりするFITは、電力サービス全体を不安定化させます。

  そもそも電力需要は天候次第で変動し、発電所を停止したり動かしたりしている。

天候次第で発電したり、発電を停止したりするFITは、電力サービス全体を不安定化させます。電力とは、需要と供給が一致しなければならないのですが、FITは需要と無関係に供給を拡大し、あるいは縮小するわけです。

  FITは電力会社と相談の上、供給力を決定する。また、現在使われてる機器などは電力品質や送電効率や安定性を向上させる。

 

 震災の後に輪番停電があった原因は昼間の電気が足りなかった、だけど今は太陽光発電が補っている。太陽光発電は太陽の光で発電するので、昼間しか発電しない。電気は昼間の需要が大きいので需要と供給が一致するのでちょうどいい。電気は昼の需要が高く夜の需要が小さいので昼の電気代を上げ夜の電気代を下げるという。価格を変化させることで需要を調整しようとしてきた。そのためにはスマートメーターが必要になる。

 電力需要で、電気が足りないと言われた時にどのように電力を把握しているのか。スマートメータはまだ普及しておらずリアルタイムに電力需要を計測することはできない。昨年の電力データや、大口需要家はスマートメーターなのでそれと発電所の燃料消費量などから現在の電力需要を予測するので実際の電力需要は予測でしかない。そこで、太陽光発電で発電された電気がどのくらいなのかあまりデータがないので電気が余ってても節電することになる。太陽光のデータを見るとピーク時の電力需要を補うことはできていたのだろう。

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 電力会社は電力需要をできれば一定にしたいと思っている。そうすると、施設の稼働率を上げることができるし、発電所の数を増やす必要が無い。そのために昼間の電気代を上げて、夜の電気代を下げることをやっていた。太陽光発電は昼間しか発電しないから、買取価格を上げてもいいのではないか。風力発電の買取価格が安くて、太陽光発電は買取価格が高かった。風力の場合は出力の変動が大きいからという理由があった。

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 発電方法には電源の用途別にベース電源、ミドル電源、ピーク電源とわけられている。このままじゃよくわからないので、ベース電源を磁気テープ、ミドル電源をHDD、ピーク電源をメインメモリやSSDのように例えてみる。

 ベース電源はデータの読み出しが面倒だが安い、ミドル電源は容量が大きく読み出しもそこそこの速度がある。ピーク電源はコストが高いが読み出しが速いがデータ量の制約がある。

 

 これらを組み合わせて発電をする。水力発電が豊富な国の場合はピーク電源だけで賄うこともある。フロッピーディスクが使われなくなったように安くて高性能なのが出た場合は高くて低性能なものは使われなくなる。ここで太陽光発電はどこに当てはまるのかというと、ピーク電源に当てはまるので、高くても価値はある。問題は原子力が高くて低性能なものになりつつあるので将来的に使われなくなると考えている。

 固定費と変動費の問題

太陽光や風力発電水力発電は燃料が必要ないので固定費だけになり最大限利用した方がいい。逆に燃料が必要になる火力や原子力ではあまり利用しないほうが変動費が少なくなる。線形計画法などでどの組み合わせが一番安くなるかを計算するが。燃料費が変動するので将来的な予想は難しい。

 

 原子力の場合は一定の出力を維持しなければならず出力を追随することができない。つまり原子力は電力の安定化に寄与しない。ピーク電源として利用するには、揚水発電に電気を貯める必要がある、一時期揚水発電原子力専用の扱いだったが、原子力の可動が減るに連れて揚水発電の利用も減った。電力需要に追随できない出力一定の電源のことをベースロード電源と呼ぶ。


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