人工知能やロボットに仕事が奪われるという本はたくさんあって、その前はコンピューターに仕事を奪われるが多く語られていた。自動運転が発表されたときはまだ将来はそう遠いだろうと思っていたが、実際に動かしている映像を見ると近いことのように思えてくる。人間とロボットが同じ道路を走るより、ロボットだけの方が事故がないように運転できるように考えている。人間の挙動とロボットの挙動ではやはり違いが生じるだろう。ロボット同士なら通信して安全を確保するのも可能。中途半端に人間とロボットで同じように走る意味がないのかなと考えている。
半導体工場であれば、クリーンルームのために人がホコリの発生源となりロボットだけの方が有利で早い段階から工場が無人化されている。ロボットで自動化することが人件費の削減になり、コスト競争力を得ることで収益性が高くなる。そうして徐々に人が必要になくなっていく。
昔の電話は交換器というものがあって人が切り替えていたが機械に切り替えることで人が要らなくなった。NTTにやたら子会社が多いのは、そのときに代わりとなる仕事を作る必要があったからと言われている。今の時代は自動化されて人が要らなくなっても代わりの仕事も自動化されてしまっている。そうして仕事にありつけない人が出てくる。
電子書籍というのはやはり紙と違って関わる人の数が少なくなっている。自分一人でも作れてしまうぐらいに。紙の本を作っていた人は仕事を失う人がいるのだろうか、ただ電子書籍に仕事が変わるだけなのだろうか。同じだけ売り上げがあって関わる人が少なくなると取り分は増えるだろう。まだ電子書籍にそれだけの収益があるかは疑問ではある。電子書籍で人工知能は使われるだろうか、人間が人工知能にできない最終週的に残されるのは表現の部分なのだと思っていた。が、そう遠くない日に人工知能と競争しなければいけない日が来るのだろうか。