キンドルで標準で入っているフォントでは、表示できる漢字に制限がある。それ以上の漢字を利用する場合は外字フォントを使おう。
青空文庫では外字を次のとおりに表現する。
www.aozora.gr.jp
字形などの書き方も含むので長いが。要するにユニコード表したときの番号がわかるとその文字に変換することが多い。
kindleに元から入っている漢字の範囲。
w.atwiki.jp
KindleはCJK統合漢字B(~0x2A6DF)までの漢字に対応しているのでそれ以外の文字はフォントを用意してください。
KoboとReaderは同じでJIS第4水準を含むAdobe-Japan1-6(一部除く)のみの対応。
キンドルプレビュワーで下の外字注記を変換すると𪝕となる。フォントが対応していないと表示されない。キンドルプレビュワーではフォントに含まれていなかったので、表示されなかった。
※[#U+2A755]
外字フォルダーの使い方
github.com
そこで、グリフウィキから(1字フォント)のu2a755.ttfをダウンロードして、gaijiフォルダーに入れると。外字フォントを利用した表示がされる。
glyphwiki.org
ただし、外字フォントを利用するには、AozoraEpub3を一旦終了してから起動し直さないといけない。なぜならAozoraEpub3は起動時にフォルダーに含まれているフォントファイルをチェックしている。
そのほか、フォントグループを追加する方法もコードを見ているとありそうだった。
templateフォルダーの中のfontsフォルダーに入れるとグループフォントをEPUB内に入れる機能があるみたいだった。ただ、どこまで正常に機能するのかをチェックしていないのでよくわからない。
EPUBにフォントを入れるのには、結構な手間がかかることがある。ただ、AozoraEpub3を使えば意外とかんたんに外字フォントを利用できるかも。