KDP(電子出版)のメモ 急急如律令

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kritaの使いかた 9 合成モードで色塗り1 グレー画法

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krita - KDPのメモ 急急如律令

合成モードを使って絵を描く

 kritaを使って絵を書いて色塗るのを試しています。kritaの特徴として合成モードが豊富なので使ってみる。まず描いたものをおいておきます。顔は全然書いていないので割とどうでもいいかと。

 白黒で影を描いたのと色を塗ったのを後で合成しています。そうすると色を混ぜるめんどくささが減るという理由です。ただ色味の調整が難しいので面倒なところもある。

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水彩ペン

 kritaの水彩ペンはどんなものか試しに塗ってみた、ペンのプリセットはwetとMixを使っていて、色の伸びや混ざり方が独特で面白い。

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 前に書いたのを色を塗ったやつ

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 黒の水彩ペンで塗るわけだがはじめに灰色のペンで塗ってから、だんだん濃い黒で塗っていった。さっきよりは立体感が出ている。

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影を描いたレイヤーの合成モードを[相対暗色]-[焼きこみリニア]で合成した。

他に[混合]の[アラノン]なんかも良かった。合成モードが100以上あるので色々試してみると面白いのでは。

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参考:

www.pixiv.net

 

kritaの使いかた 8 色塗りの続き

kritaカテゴリー

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kritaでgmicの手順

 前にラフで描いてたのを左手デバイスを設定することで楽になったのと、kritaバージョンアップして軽くなった。なのではじめからkritaで描いてみたがかけないことはないなと思った。ただ、時々フリーズするので、データが消えないように保存は幾度と無くしていたほうがいいだろう。

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sp-cute.hatenablog.com

下絵完成

gmic使って色塗りをしていく。[フィルター]-[G'MIC]を選ぶ。

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すると設定画面が出るので、

  • Black & white
  • Colorize[interactive]
  • Input type:B&W photographから Lineartへ変更
  • Outpu type Colorized image(1layer)から image + Colors(multi-layers)

のように設定する image + Colors(multi-layers)の他に image + Colors(2layers)を選ぶ方法もある。これの違いは色ごとにレイヤーを分けるかわけないかの違い。マルチを選ぶと色を塗ったレイヤーが別々のレイヤーとして出力される。

 前に書いたのはgmicで同じレイヤーに色分けするのでしたが、設定を変えるだけで色ごとにレイヤーを塗り分けてくれる設定もあった。

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色分け

そうするとPaletteと[G'MIC]Colorizeという別画面で表示される。

Paletteの画面で色を塗りたい色を決めて、[G'MIC]Colorizeでクリックしてバケツツール感覚で指定する。色塗る部分を指定すると、そこにマーキングがされるが。まだこの時点では色が塗られていないので。スペースキーを押すことで色が反映される。
 そして違うところに色が塗られているとまた修正することが可能。ペンのサイドスイッチの上のスイッチがスポイトツールに切り替わっているので、一度塗って別色に選択しても、同じ色を選択することは可能となっている。
ここでの色はkritaのパレットが使えないので仮置きとしてあとからレイヤーで分割してから塗るほうが楽かもしれない。

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 最後にエンターを押すとレイヤーが出力される。

 

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gmicの色の選択がパレットから使えなかったので、あとから塗りつぶせばいいやという感じで、色分けだけをしている。

 出力されるファイルでは、線画が一番下のレイヤーになるので、一番上に持ってくると線画に色を塗った感じになる。そこから領域を選択すると、線画に囲まれた領域を選択することが可能になっている。

レイヤー選択では、

 同じフォルダーに置かれているレイヤーでなければレイヤーのクリップができないようになっている。

  次は合成モードを利用した色分けについて書いていく。

どうやって色を塗るか、影をどのように塗るは、合成モードでグリザイユ画法を選べば立体感は出せるだろう。kritaの色々ペンを利用して塗るならば、

kritaの使い方 7 左手デバイスの設定

99nyorituryo.hatenablog.com

左手デバイスとは

 お絵かき用左手デバイスとは、ペンタブレットで絵を書いているときに、ブラシサイズの変更等の操作をキーボードのショートカットを操作するよりも、空いている左手で操作できれば楽になる。左手に入力デバイスを持って、ショートカットキーを割り当てて操作することで、お絵かきの効率が上がるデバイスのこと。

 そのデバイスを私はいろいろ試した結果テンキーを使うことにしたのである。ブルートゥースキーボードを使う方法もあるけれど、好みの問題である。

 

iBUFFALO テンキーボード USB接続 19mmピッチ ブラック BSTK02BK

iBUFFALO テンキーボード USB接続 19mmピッチ ブラック BSTK02BK

 

 別に無線でも動くとは思う。

 

LOGICOOL アドバンスゲームボード G13r

LOGICOOL アドバンスゲームボード G13r

 

ゲーミングデバイスというようなものを使う人もいる。

 

 私はあまりこだわらないので、USBテンキーにhidkeysequenceをつかってショートカットを割り当てています。

 このソフトを使うメリットは、テンキーを2個指しても別々に認識してくれて、キーの押すと離すといった細かな設定ができるところである。更にコマンドも入力できるのでシフトキーを押しながら違うキーを押すというようなことも可能になっている。 

 

 その左手デバイスを、kritaでの初期設定とほかのソフトウェアとの違いを埋めるために、左手デバイスの割り当てを工夫する。

 要するにソフトウェアトの違いによってショートカットキーの割り当てが違うので、左手デバイスに違いを吸収させる。すると違いを意識しなくてもいいので楽になる。

ショートカットでの割り当てでは、

 消しゴム、ペン、鉛筆などがあったがどうも、ペンの切り替えにそういう割り当てがないようなので。ブラシの拡大縮小、画面の拡大縮小、左右反転、左右回転とリセット、手のひらツール、レイヤー選択、戻す、やり直すなどを割り当ててみました。

 これで作業効率がある程度上がるはずである。やってみたがわりと効率がよくストレスがたまらない。ただペンの選択をショートカットでできないのがすごく不便。

 

99nyorituryo.hatenablog.com

テンキーのキー配置

こういう配置のテンキーを使っていて、キーの割当は下の表のとおりに行っている。

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clipstudioでの設定は下の表の通りに行っていた。

 

ブラシサイズの縮小   [
ブラシサイズの拡大 ] 6
画面拡大 ctrl + +
画面縮小 ctrl - -
戻る ctrl z 0
やり直し ctrl y .
手のひら H ペンにあるので未割当
一時消しゴム E 7
鉛筆 M 4
あらい鉛筆 N 5
ペン P 1
オブジェクト O 8
上書き保存 ctrl s Enter
左回転 - Tab
右回転 ^ *
回転のリセット ctrl / /
左右反転 ctrl \ 2

 

 kritaでのキー設定

clipstudioでの操作と違和感がないように配置を工夫してみたレイアウト

操作内容 ショートカット テンキーでの配置

ブラシサイズの縮小   [
ブラシサイズの拡大 ] 6
画面拡大 ctrl + +
画面縮小 ctrl - -
戻る ctrl z 0
やり直し cctrl shift z .
未選択    
消しゴム(切り替わり) E 7
スポイト ctrl 4
未選択   5
手のひらツール スペースキー 1
未選択   8
上書き保存 ctrl s Enter
左回転 テンキー4 Tab
右回転 テンキー6 *
回転のリセット テンキー5 /
左右反転 M 2
レイヤー選択 Rとペンタッチ 3

 

 

 テンキーや外付けキーボードにあるソフトを入れるとプログラマブルキーボードになるので使ってみました。ふつうにプログラマブルキーボード買うと少し高めなので、ソフトを入れて使うのがお得かな。MagicKeyPadがそういうソフトだが、MagicKeyPadは64ビットに対応してなかったのでHidKeySequenceを使った。

HidKeySequenceの配布場所

w.atwiki.jp

インストール

テンキーをつなぐ、zipファイルを解凍して、HidKeySequence.exeをダブルクリックして、シーケンス設定で起動する。

 

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 デバイス追加を押し、テンキーを選択する。キーを押したらキーが追加されるかを確認する。

 テンキーで0と00がある場合には00は0のキーを二回押したことになるので、0のキーに戻るというキーを割り当て00を二回戻るにしてみた。また、NumLockは反応しないものがある。

設定方法

krita用の設定例[Default]と表示されている部分はclipstudioの内容を継承しています。

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選択したいキーを選んで参照を押すと以前設定していたclipstudioの内容を読み込むことができる。

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 hidkeysequenceでちょっと詰まったのが、「押す、離す、押して離す」という3つの状態があり。その意味がわからなかったので誤作動しているように感じていた。

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キーの選択は、選択状態にしてからキーボードのキーを押すと選択される。

 ショートカットを割り当てるような使い方では、「押して離す」のが正解のようだ。押すだけだと押しっぱなしになる。

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ctrlキーを使う場合にはちょっと注意が必要で、「戻る」を設定する場合には

「ctrlを押す zキーを押して離す ctrlを離す」のようにする。

 

スポイトツールでは

押下時アクション ctrl 押す

解放時アクション ctrl 離す

という設定が必要になる。こういう設定がゲームコントローラーに近いだろう。

 

左右回転時に押し続けると連打するようにするには

リピート時アクションで

押して離す - 

を設定する。

 

 USBポートの指す場所を変更するとデバイスIDが変更されて操作ができなくなった場合。設定は残っているけど反応しない場合にIDが切り替わっている場合がある。

 [デバイス追加]の下にある[設定]からHIDキーボードデバイスを選びなおすとまたちゃんと動くことがある。

 

続くかも。

 参考になったもの。

【補足説明】www.pixiv.net

 

割り当て方法は[ファイル] [ショートカット設定]より設定ができる。

 

毎回再起動するたびにhidkeysequenceを立ち上げるのが面倒になってきたので、自動で起動するようにしてみました。

 参考:Windows8でアプリを自動起動する(スタートアップに追加) | Windows | いいなもっと.com

 

【紹介】ショートカット割当ソフトと原稿用紙DL先等www.pixiv.net

【HidKeySequence】「【紹介】デジ絵に便利〜ショートカット割当ソフト※補足あり」イラスト/******** [pixiv]

 

タグ:ExpressKey Remote スマスク G13r ナビコン Tab-Mate Controller JoyToKey 

SmartScroll ゲーミングキーパッド

kritaの使い方 6 krita情報まとめ

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krita情報

kritaの情報は英語が多く検索しづらいまた動画なので訳しづらい。情報をある程度まとめて置いておくよ。

kritaオフィシャルサイト

とりあえずここに行けば最新の情報は手に入るだろうが英語です。

krita.org

 

 

日本語版オフィシャルサイト

日本語のオフィシャルサイトに行けば日本語であるかといえばそんなこともなかった。

 

jp.krita.org

 

 

kritaのwiki

 機能について調べたければたいていは載っているでしょう

Krita - KDE UserBase Wiki

 

kritaのyoutubeチャンネル

動画でのkritaの操作の内容が見れる。絵を描く様子とか新機能についての内容について解説してある。

www.youtube.com

www.youtube.com

 

www.youtube.com

www.youtube.com

フォトショップなどにあるメッシュ変形より面白そうだがまだ使っていない。

 

www.youtube.com

前に色塗りでみた、自動で色を塗る機能についての動画での説明。

www.youtube.com

色ごとにレイヤーを分ける方法について。

 

 英語での使い方の説明なので英語がわからなければ何を言っているのかがわからない。それと説明に使われているバージョンが古いので見たまま理解することが難しいというのがある。

というわけでkritaについて日本語で解説しているサイトがあればそのほうがいい。

 

 

sp-cute.hatenablog.com

 

 

artus.blog.jp

kritaの使いかた 5 色塗り

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 まえに、Gmicという色塗りを自動でやってくれるツール(それ以外の機能ももちろんあるのだが)を見つけたので使ってみることにした。使ってみた感想としては、バケツツールで塗る感覚と違い細かい部分まで自動で塗ってくれるのが印象的である。

また適当に線を引いいていてもあまり破綻がなく塗ってくれて修正も可能なのが面白いところだ。

 

sp-cute.hatenablog.com


 

雑に線を描いているのでclipstudioでもすぐには色塗りができないだろうと思う線。線画を綺麗に描かなければ色が塗りにくいということがなくなっている。

 

 

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 ある程度色を指定するだけで勝手に色を塗ってくれる。かってに塗るのでところどころ間違うので、細かく指定するとまた考えて修正してくれる。

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Gmicを使って思ったことは、はっきりした線画ではなくても色が塗りやすいので、今までと少し違った絵の書き方ができる。

 色塗りで時間がかかるところは、線画の処理や細かい部分の色を埋める作業で修正に手間がかかる。例えば細い線や繋ぎ目部分で塗りきれてなくて白い部分ができてしまう。それを手作業で一個一個修正するのに時間がかかる。そのために線を書くときにキッチリ線を強調した線画が多くなる。

 線画を目立たなくするために、色を変えたり、不透明度を下げたりエフェクトを掛ける場合もある。その部分を大幅に短縮できるのがいいところだ。

参考:

www.youtube.com

 

sp-cute.hatenablog.com


まだつづく