前回からの続き
実際に作ってみる。
http://www.aozora.gr.jp/cards/001562/card52409.html
でんでんコンバーターに付いているサンプルから記入法をまねてから書いていくことになります。
サンプルの服部之総「黒船前後」を見ながら確認。メモ帳では見づらいので、エディターの「TeraPad」を使いました。
でんでんマークダウンの記法自体は確かめていたので、どこに、どんな風に入れるかについて確認。
実際に作成したファイルは↓。アップロードしたのは、cover.jpg、sangokushi.txt、default_vertical.css の3つです。
https://www.dropbox.com/sh/pjpqvzc5ouqmefn/YyHqzf3L4N
## 三国志 序 ##
三国志は、いうまでもなく、今から約千八百年前の古典であるが、三国志の中に活躍している登場人物は、現在でも中国大陸の至る所にそのまま居るような気がする。――中国大陸へ行って、そこの雑多な庶民や要人などに接し、特に親しんでみると、三国志の中に出て来る人物の誰かしらときっと似ている。或いは、共通したものを感じる場合がしばしばある。
だから、現代の中国大陸には、三国志時代の{治乱興亡|ちらんこうぼう}がそのままあるし、作中の人物も、文化や姿こそ変っているが、なお、今日にも生きているといっても過言でない。
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三国志には、詩がある。
アップロード
ファイルを選択して、タイトル、著者名を入力。ここでは縦書きなので縦書きを選択して、変換をクリック。作成したEPUBをプレビューするを選択するとしていると確認できます。
アップロードの注意点
- 表紙画像の名前はcoverにする。
- ファイル名は半角英数、半角ハイフン「-」、半角アンダースコア
- 表紙画像、本文、CSS等を同時に選択する。
地付
地付はでんでんコンバーターに用意されていなかったので、追加する必要がある。
単純にHTMLが知っていると思って、align="right"と追加するとEPUBチェックでエラーが出ます。
でんでんコンバーターでの方法
http://conv.denshochan.com/downloads からdefault.zipをDLし、中の
default_vertical.cssの末尾に .align-right { text-align: right; } を追記。
地付きにしたい部分をたとえば、
<div class="align-right" markdown="1">著者 </div>
のように囲む。
その他は下記リンクにて。
http://blog.livedoor.jp/denden_proj/archives/31898341.html
ロスさんのツイート参考に。
@99nyorituryo http://t.co/qSHBeuc3er からdefault.zipをDLしてdefault_vertical.cssを取り出します。末尾に .align-right { text-align: right; } を追記します。
— ろす (@lost_and_found) 2013年9月8日
@99nyorituryo テキストでは地付きの箇所を <div class="align-right" markdown="1">…</div>で囲みます。テキストとdefault_vertical.cssをアップロードして変換します。お試しください
— ろす (@lost_and_found) 2013年9月8日
@99nyorituryo 「上梓することにした。」と「著者」の間の空行がdivを入れたことで消えてませんか。「上梓〜」空行、div、著者の順番で書けばmarkdown="1"がHTMLに残らなくなります。
— ろす (@lost_and_found) 2013年9月8日
@99nyorituryo 正しく変換できればdivの中の著者はpに囲まれているはずです。
— ろす (@lost_and_found) 2013年9月8日
ルビ打ち
用意した本は「三国志01 序」ですがルビを一個ずつ入力をするのが面倒なので。
青空文庫形式のルビを、でんでんマークダウンのルビの記入法に変換をした。
悲歌|慷慨《こうがい》 ⇒ 悲歌{慷慨|こうがい}
問題は青空文庫形式のルビは、ふりがなをつける漢字の前の文字がひらがなの場合は、”|”が省略されるので自動で変換できないので手作業で変換した。
失敗談
縦中横で1989を^1^^9^^8^^9^のようにすれば縦になるかなと思ったけれど変換に失敗したので、全角にしました。
HTML5+CSS3について