感電事故であまり聞きなれないような言葉がニュースとして取り上げられていたので、メモしておこうと思うに至った。
漏電遮断機は電気技術者の試験にもあんまりでないので原理を知っているのはあまりいないんじゃないかなと思う。調べようと本を見ていたんだけれど、電流の差を調べて遮断するとしか書いてない本も多かった。以前に一般の小説で見たのは、「風をつかまえた少年」という本だった、原理図を見ると機械式の漏電遮断機でもいえるかも。
frittsworld / Against All Odds
リンク先の画像を見ると電流の比較をするのに、コイルと磁石を使っているようでした。直流でしょうか交流でも動くのかどうかは知らない。
- 作者: ウィリアム・カムクワンバ,ブライアン・ミーラー,池上 彰(解説),田口 俊樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/11/19
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No.8 技術のルーツは知恵とアイデアでいっぱい|電気と磁気の?(はてな)館|TDK Techno Magazine
電気技術者試験では保護協調ででしか漏電遮断機は出なかったと思う。保護協調は事故が起こった部分を素早く切り離すために、遮断器が遮断する時間を事故箇所から近いところを切り離す。
ところでなぜ変圧器を挟むと漏電遮断機は作動しないのかを、説明しているページがなかったので、考えてみよう。
電気において等価回路で考えることはよくあるが、この場合は気を付けないといけないと思う。なぜなら行きの電流と帰りの電流が一致していないことが漏電遮断機の作動要因だから。よく等価回路では2次側の回路を1次側に等価変換した場合。途中で挟まれている磁気回路のことを忘れてしまう。
漏電遮断機と感電防止について書かれている本があったので書いておく。
動作原理とどのようなときに動作しないかが書いてある。感電事故時の絶縁トランスを挟んだ時に動作しないことには書いてはいない。
独立行政法人 労働安全衛生総合研究所 感電の基礎と過去30年間の死亡災害の統計
http://www.jniosh.go.jp/publication/doc/td/SD-No25.pdf