ブログ感覚で青空文庫形式が作れるエディタ。青空文庫エディタで作って、AozoraEpub3でEPUBに変換することでキンドルなどで販売が可能なEPUBが作れる。
ブログ感覚でEPUBを作って出版しようという目標に向けて、エディター、EPUBコンバータを簡単化させようとしている。
今まではエディターのマクロ機能を利用して青空文庫注記を入力していた。青空文庫注記をある程度理解しないといけないので難易度が高かった。
使い方
基本的な操作はブログなどのエディターと同じ感覚で使える。「青空文庫変換」ボタンを押すことで下のテキストエリアに青空文庫形式として出力する。「エディターへ出力」ボタンを押すと青空文庫形式を読み込んでエディター側に表示する。
テキストの貼り付け
文章やHTMLやワードなどからコピー&ペーストでテキストを張り付ける。
見出し
画像
ルビ
ルビをつけたい漢字などを選択してから「ルビ」ボタンを押すとふりがなを振ることできる。
縦書き
縦書き表示で確認したい場合は「縦書」ボタンを押す。するとエディターのテキストエリアが縦書きになる。もう一度押すと横書きに戻る。この機能はクロームブラウザでしか機能していない。
縦中横
縦中横は半角文字が縦書き時に横倒しになるのを縦にする。12月12日の12を選んで「縦中横」ボタンを押すと縦中横になる。縦書きモードにした方が確認がしやすい、標準では縦中横になっている。 99nyorituryo.hatenablog.com
その他
太字、斜体、下線、取り消し線、下付け、上付け、
<>はHTMLコードが見れる。HTMLで加工して保存時に青空文庫形式に変換している。
Wordから、青空文庫に変換できればいいのではないか。問題点はWordの書き方がバラバラな点、バージョンやソフトによって書き方が異なるために対応するのが難しい。
青空文庫のサイトのページからコピー&ペーストした場合どうなるか 「吾輩は猫である」を例にとってみる。青空文庫のHTMLの場合にはpタグで段落が区切られておらず、BRタグで改行されているだけである。そのためにコピー&ペーストをしたら、一つの文章として認識して要素が区切れない。青空文庫へ変換とエディターへ出力を押してから編集することになる。 吾輩は猫である www.aozora.gr.jp
変換前と変換後
<div class="jisage_8"> <h4 class="naka-midashi"><a id="midashi10" class="midashi_anchor"></a>一</h4> </div> <h1 class="jisage" style="--jisage: 3em;"><br> <ruby>吾輩<rt>わがはい</rt></ruby>は猫である。名前はまだ無い。<br> どこで生れたかとんと<ruby>見当<rt>けんとう</rt></ruby>がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番<ruby>獰悪<rt>どうあく</rt></ruby>な種族であったそうだ。この書生というのは時々我々を<ruby>捕<rt>つかま</rt></ruby>えて<ruby>煮<rt>に</rt></ruby>て食うという話である。しかしその当時は何という考もなかったから別段恐しいとも思わなかった。ただ彼の<ruby>掌<rt>てのひら</rt></ruby>に載せられてスーと持ち上げられた時何だかフワフワした感じがあったばかりである。掌の上で少し落ちついて書生の顔を見たのがいわゆる人間というものの<ruby>見始<rt>みはじめ</rt></ruby>であろう。この時妙なものだと思った感じが今でも残っている。第一毛をもって装飾されべきはずの顔がつるつるしてまるで<ruby>薬缶<rt>やかん</rt></ruby>だ。その<ruby>後<rt>ご</rt></ruby>猫にもだいぶ<ruby>逢<rt>あ</rt></ruby>ったがこんな<ruby>片輪<rt>かたわ</rt></ruby>には一度も<ruby>出会<rt>でく</rt></ruby>わした事がない。のみならず顔の真中があまりに突起している。そうしてその穴の中から時々ぷうぷうと<ruby>煙<rt>けむり</rt></ruby>を吹く。どうも<ruby>咽<rt>む</rt></ruby>せぽくて実に弱った。これが人間の飲む<ruby>煙草<rt>たばこ</rt></ruby>というものである事はようやくこの頃知った。</h1>
<div class="jisage" style="--jisage: 3em;">一</div> <p> </p> <div class="jisage" style="--jisage: 5em;"> <p> <ruby>吾輩<rt>わがはい</rt></ruby>は猫である。名前はまだ無い。</p> <p> どこで生れたかとんと<ruby>見当<rt>けんとう</rt></ruby>がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番<ruby>獰悪<rt>どうあく</rt></ruby>な種族であったそうだ。この書生というのは時々我々を<ruby>捕<rt>つかま</rt></ruby>えて<ruby>煮<rt>に</rt></ruby>て食うという話である。しかしその当時は何という考もなかったから別段恐しいとも思わなかった。ただ彼の<ruby>掌<rt>てのひら</rt></ruby>に載せられてスーと持ち上げられた時何だかフワフワした感じがあったばかりである。掌の上で少し落ちついて書生の顔を見たのがいわゆる人間というものの<ruby>見始<rt>みはじめ</rt></ruby>であろう。この時妙なものだと思った感じが今でも残っている。第一毛をもって装飾されべきはずの顔がつるつるしてまるで<ruby>薬缶<rt>やかん</rt></ruby>だ。その<ruby>後<rt>ご</rt></ruby>猫にもだいぶ<ruby>逢<rt>あ</rt></ruby>ったがこんな<ruby>片輪<rt>かたわ</rt></ruby>には一度も<ruby>出会<rt>でく</rt></ruby>わした事がない。のみならず顔の真中があまりに突起している。そうしてその穴の中から時々ぷうぷうと<ruby>煙<rt>けむり</rt></ruby>を吹く。どうも<ruby>咽<rt>む</rt></ruby>せぽくて実に弱った。これが人間の飲む<ruby>煙草<rt>たばこ</rt></ruby>というものである事はようやくこの頃知った。</p> <p> </p> </div>
変換後整形
<h1>一</h1> <p> <ruby>吾輩<rt>わがはい</rt></ruby>は猫である。名前はまだ無い。</p> <p> どこで生れたかとんと<ruby>見当<rt>けんとう</rt></ruby>がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番<ruby>獰悪<rt>どうあく</rt></ruby>な種族であったそうだ。この書生というのは時々我々を<ruby>捕<rt>つかま</rt></ruby>えて<ruby>煮<rt>に</rt></ruby>て食うという話である。しかしその当時は何という考もなかったから別段恐しいとも思わなかった。ただ彼の<ruby>掌<rt>てのひら</rt></ruby>に載せられてスーと持ち上げられた時何だかフワフワした感じがあったばかりである。掌の上で少し落ちついて書生の顔を見たのがいわゆる人間というものの<ruby>見始<rt>みはじめ</rt></ruby>であろう。この時妙なものだと思った感じが今でも残っている。第一毛をもって装飾されべきはずの顔がつるつるしてまるで<ruby>薬缶<rt>やかん</rt></ruby>だ。その<ruby>後<rt>ご</rt></ruby>猫にもだいぶ<ruby>逢<rt>あ</rt></ruby>ったがこんな<ruby>片輪<rt>かたわ</rt></ruby>には一度も<ruby>出会<rt>でく</rt></ruby>わした事がない。のみならず顔の真中があまりに突起している。そうしてその穴の中から時々ぷうぷうと<ruby>煙<rt>けむり</rt></ruby>を吹く。どうも<ruby>咽<rt>む</rt></ruby>せぽくて実に弱った。これが人間の飲む<ruby>煙草<rt>たばこ</rt></ruby>というものである事はようやくこの頃知った。</p>
青空文庫変換
[#5字下げ][#大見出し]一[#大見出し終わり] |吾輩《わがはい》は猫である。名前はまだ無い。 どこで生れたかとんと|見当《けんとう》がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番|獰悪《どうあく》な種族であったそうだ。この書生というのは時々我々を|捕《つかま》えて|煮《に》て食うという話である。しかしその当時は何という考もなかったから別段恐しいとも思わなかった。ただ彼の|掌《てのひら》に載せられてスーと持ち上げられた時何だかフワフワした感じがあったばかりである。掌の上で少し落ちついて書生の顔を見たのがいわゆる人間というものの|見始《みはじめ》であろう。この時妙なものだと思った感じが今でも残っている。第一毛をもって装飾されべきはずの顔がつるつるしてまるで|薬缶《やかん》だ。その|後《ご》猫にもだいぶ|逢《あ》ったがこんな|片輪《かたわ》には一度も|出会《でく》わした事がない。のみならず顔の真中があまりに突起している。そうしてその穴の中から時々ぷうぷうと|煙《けむり》を吹く。どうも|咽《む》せぽくて実に弱った。これが人間の飲む|煙草《たばこ》というものである事はようやくこの頃知った。
ブラウザからファイルの読み込み turndownの機能として空行が除去されてしまうが、解除する方法がよくわからない。 上書き保存 zenn.dev
turndownでの変換時にスペースが除去される。 dvanced OptionsのblankReplacement