プロジェクトXをみて炎上プロジェクトが増えたのではないかと批判されていた。なぜか、計画段階の失敗を努力と根性で挽回するような話が多いんだよな。あの番組は演出はやるが技術的な話や説明をしないので、演出過剰な感じがある。
100万座席への苦闘 ~みどりの窓口・世界初 鉄道システム~
JRの発券システムで2重発券や3重発券があったことについてはやっているが、その原因については語られない。
ぐぐってみると、何というかUI部分のシステムのミスか、発券システムの教育の失敗な感じがする。
発券予約システムが自分が操作した以外の部分について操作できることに起因しているのだろうと思われる。ただ、単純にマニュアル部分を変化しただけでも防げそうな感じがする。システム的に防ぐならば、自分が発券した以外の部分のキャンセルが操作できないようにすれば回避できそうな部分である。
これを見たときに、システムエンジニアの人はどういう感想を抱くのだろうかなと思った。炎上プログラムを礼賛するのは良くないと考えるか、開発チームの意思統一の重要だなと思うかがいろいろかなと。
プロジェクトの理想というのは問題なく当初の予想通りに行くのが理一番いいのではないか。なんとなく問題を克服するのに個人の努力や忍耐に感情に頼り過ぎなのではないかと思うのだが。

「100万座席への苦闘」?みどりの窓口・世界初 鉄道システム ―走破せよ 大志への道 プロジェクトX?挑戦者たち?
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