「イミテーション・ゲーム」に似せてベネディクト・カンバーバッチで関連して売りたいのだろうというタイトルだ。英語のタイトルをそのまま訳すと「電流戦争」になる。
エジソンが主体となっている内容だが、直流と交流の戦いが主題である。エジソンの発明品である蓄音機、電球、映画のもとになるキネトスコープが出てくる。
映画の中でウェスティングハウス、ゼネラルエレクトリック、エジソンエレクトリック、モルガン、ポープ、テスラが出てくるが、日本では馴染みがない人もいるだろう。日本だと、ウェスティングハウスが三菱、ゼネラル・エレクトリックが日立東芝みたいな陣営だけど、今でも大企業な会社名がそのまま出てくる。
エジソンが、電気椅子を作ってまで交流の危険性をアピールしたのは、直流の設備を投資家に売り抜けるためだったと言われている。交流が有利なのを気づいていたが、直流の設備がいっぱいあって交流が流行ると負債化する。電気の危険性をアピールすること自体は事故を減らすために有用だと思う。安全基準など運用方法など、映画でも出てきた安全なアンペアや、ボルトなどの数字が重要だ。