KDP(電子出版)のメモ 急急如律令

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改造版AozoraEpub3のEPUBの脚注を追加する方法を考える

改造版AozoraEpub3

基本的には青空文庫注記をHTMLタグに変換する機能を持っていて、自分で追加した注記を付け加えることができる。

「ページの左右中央」青空文庫の注記に含まれないが追加している。

github.com

 

書き方は初めのほうに書いている通りに、

 

###注記タグ変換表 (前方参照型は別処理 後述注記は変換しておく)
##注記    タグ    行末追加タグ    フラグchar
##
##注記 : 注記から[#]を除いた文字列
##タグ : 出力するタグ
##行末追加タグ : インラインで閉じていない場合はこのタグで自動で閉じます
##フラグchar : 1=ブロック注記で改行不要, 2=ルビ排他開始, 3=ルビ排他終了, P=注記の前で改ページ処理, M=ページの左右中央, L=ページの左, K=訓点・返り点

 

青空文庫で脚注はどうなっているか

aozorabunko.pbworks.com

 

脚注のHTMLの表現は上付き小文字にAタグで脚注にリンクを飛ばす、

 

<p> この脚注の例では、epub:type 属性および双方向ハイパーリンクを伴う aside 要素を使用しています。<sup><a id="source" href="#ft-1-1" epub:type="noteref">1</a></sup></p>

 

<aside id="ft-1-1" epub:type="footnote">

<p><a epub:type="noteref" href="#source">1.</a> これは脚注テキストで、章または本の末尾に配置する必要があります。</p>

</aside>

kdp.amazon.co.jp

<sup>のタグは青空文庫形式では

22[#「2」は上付き小文字]

2[#上付き小文字]2[#上付き小文字終わり]

のように書く。

aタグはAozoraEpub3ではそのまま表示されるので呼び出し側の脚注はこうなる。

 

[#上付き小文字]<a id="source" href="#ft-1-1" epub:type="noteref">1</a>[#上付き小文字終わり]

 

呼び出される側の脚注アマゾンではasideが使われ、伝書協ではdivが使われている。ibooksではasideを使うと表示がおかしくなるようです。なのでdivを使って脚注を指定する。

<div epub:type=”footnote”> </div>

 

青空文庫の注記の形式にchuki_tag.txtにしたのを追加して

ここから脚注 <div epub:type=”footnote”>        1

ここで脚注終わり    </div>        1

[#ここから1字下げ][#ここから脚注]

<a epub:type="noteref" href="#source" id="ft-1-1">1.</a>  これは脚注テキストで、章または本の末尾に配置する必要があります。

[#ここで脚注終わり]

[#ここで終わり]

github.com

ゴシック体にする場合

ここからゴシック体    <div class="gfont">        1
ここでゴシック体終わり    </div>        1

 

www.aozora.gr.jp