Nobsound TA-21
PAM8406アンプキット性能の限界を感じたので売れ筋のアンプを買った。前の記事でチップの特性データを調べたので使われているチップで決めた。TPA3221を使ったものを選んだ。それほど評価は高くなかったが、性能自体は高いと思う。国内の音響メーカーのアンプみたいに低音ブーストしてないし無駄に大きくない。アンプはもうこれ以上の性能は必要ないんじゃないかな。後でスピーカーの周波数特性を測ってみる。ACアダプターを変えると音が変わるかもためしてみたい。DCプラグは5.5mm,2.5mmのジャックで9Vから24Vまでをさせるようだ。電源容量が少ないとブルートゥースが途切れやすいとある。
550円のスピーカと5000円のアンプで5550円でそこそこの音にはなった気がする。
アンプを変えたら10kHz付近が伸びたので周波数特性にも違いがあるみたい。
pam8406
Nobsound TA-21
使ってみた感想
サイズはスマホより大きいかなぐらいでACアダプターも筆箱ぐらいのサイズである。こんなのでいいのだろうかと不安になるサイズ。100w+100wと書いてあるが、付属のACアダプターが19Vと4.7Aなので左右で100Wまでは出ないぐらい。使っているスピーカーの定格がそれぞれ10Wで最大50Wだったので十分な性能である。大きい音で流しても室内利用だと1Wも電力消費はない気がする。アンプ本体は稼働中もぬるくACアダプターは冷たい。ACアダプターの電磁波がどれくらい出ているかは気になる。
PAM8406アンプキットでは音量を上げると歪みやノイズが増えていたのでそれがなくなった。比較対象の性能が低いのでどれくらい音がいいかは評価できない。音量を上げる余裕があり安心感がある。
ブルートゥース接続では16bit44.1kHzなのでハイレゾ対応していない。AUX接続で繋げばハイレゾは出そうだが正直にいうと音の違いがわからない。PCからのAUX接続は24bit192kHzなのでアンプからスピーカーに出力できているかが気になる。ブルートゥース接続では音がならないと省エネモードになり音の鳴りはじめにボッと言う音がする。
売れ筋のNobsound NS-01G ProはTPA3116を使っているので別のチップである。商品がチップの性能通りのアンプ出力かどうかはわからない。
TPA3221のデータシート
1 特長 7V~30Vの広い電源電圧範囲での動作 ステレオ(2×BTL)およびモノラル(1×PBTL)での動作 10%THD+N時の出力電力 BTL構成で4Ωへ105W (ステレオ) BTL構成で3Ωへ112W (ステレオ) PBTL構成で2Ωへ208W (モノラル) 1%THD+N時の出力電力 BTL構成で4Ωへ88W (ステレオ) BTL構成で3Ωへ100W (ステレオ) PBTL構成で2Ωへ170W (モノラル) 5Vのゲート・ドライブまたは内蔵されたLDOにより、オプションの単一電源動作に対応 閉ループ帰還設計 最高100kHzの信号帯域幅によりHDソースからの高周波数のコンテンツに対応 THD+N: 4Ωへ1Wで0.02% PSRR 60dB (BTL、入力信号なし) 出力ノイズ75µV未満(Aウェイト) SNR 108dB超(Aウェイト) ADまたはHEAD変調方式 低消費電力動作モード スタンバイ・モード: ミュートおよび1mA未満のシャットダウン 低アイドル電流HEAD変調方式 シングル・チャネルBTL動作 複数の入力オプションにより、プリアンプ設計を簡素化 差動またはシングルエンド・アナログ入力 選択可能なゲイン: 18dB、24dB、30dB、34dB 保護機能を統合: 低電圧、過電圧、サイクル単位の電流制限、短絡、クリッピング検出、過熱警告およびシャットダウン、DCスピーカ保護 効率90%のクラスD動作(4Ω) 電圧および電力レベルを選択できるピン互換デバイス・ファミリ www.ti.com