KDP(電子出版)のメモ 急急如律令

Amazon Kindleダイレクト・パブリッシングでの電子出版や電子書籍の作成販売について、文章やイラストの作成や編集方法について書いています。

「はじめて読む数学の歴史」を読んでみた

 

はじめて読む数学の歴史 (BERET SCIENCE)

はじめて読む数学の歴史 (BERET SCIENCE)

 

 

 

 数学の成り立ちに興味があった、昔の人はどのように数学を表記していたのだろうか。数式の表記法の変遷がどうなっていたのかについて答えてくれる。昔は10進数ばかりではなかったので計算が大変そうだなというのがまずある。+-の記号が出てくるのがだいぶ後だったり、ローマ数字があるけど今は時計とかでしかあまり見ないのが普通に使われてたのかなという。

 今は占い師ぐらいしか見かけない算木というものや算盤など、計算するための道具を利用していたそうで、今のような筆算なんかが出てくるのはだいぶ後になる。この辺は数式の表記の仕方などが、計算に適したものではなかったのが理由ではあるのかも。

slideplayer.com

 数学は間違わないが物理は新しくなるたびに古いほうを否定する。教科書で習うところは正しいところしか習わないので試行錯誤の過程が省かれる。どのように考えて失敗して今の形になっていったのかが垣間見れて面白い。

ユークリッド原論

 

ユークリッド原論はあまり好きじゃないのだけど、数学の歴史について初めのほうによく出て来る。

 

アラビア語に訳された ギリシア科学文献


ユークリッド原論
プトレマイオス アルマゲスト
ディオファントス 数論
アリストテレス 自然学

 

アラビア数字

アラビア数字 - Wikipedia

 現在使われている数字0、1,2,3,4…がなぜアラビア数字と呼ばれているのかというとインドやアラビア起源だから。ヨーロッパから中東に伝わった後に、ヨーロッパに逆輸入される形で、発展したのが原因だろう。

 

アル=フワーリズミー
格子掛け算
ゲロシア
トレヴィソ算術
算法統宗

代数学
三角法

中世ヨーロッパ


フィボナッチ 算盤の書

アリストテレスの運動論
運動方程式

フィロポノス
トマス・ブラドワーデン
オックスフォード学派
ジャン ビュリダン パリ学派

 

代数学

  今の数学に使われている+-=などの記号は16世紀以降に使われるようになって現代とだいぶ違うところも多いだろう。

ヴィッドマンの算術書 +ー

ロバート・レコード 知恵の砥石 =

ドイツ ルドルフ 根号 √

乗法 除法 × イギリス オートレッド 数学の鍵
÷ スイスのラーン 代数学

 

x cubed plus six x plus equals twenty
いまの英語だと数式はこう読まれるが、

近代の数学の表記の仕方がこんなのらしい。

Cubus p 6 rebus aequalis 20

意味としては下のような形である。
x^3+6x=20


R.v.cu.R.108p.10|mR.v.cu.R.108m10.

 

ガリレオの運動論

 アリストテレスガリレオの運動論などを見てやっと物理っぽくなってきた思うんだけど。ニュートン力学を学ぶとガリレオの運動論を忘れる。真空での運動を予測したり、落体の運動の加速について書かれている。

 

node.jsについて勉強してみた

 javascriptをやるなら、node.jsがいいというのは聞いていたけれど。今まではブラウザでやっておった、いや本当に。node.jsだとコンソールで実行するので普通のプログラミング言語みたいで敬遠していた。ただ、npmを入れると便利だなというのは聞いていたのでいつかはやろうかなと思ってた。サーバーサイドもできていろいろできそうでやってみたかった感じでもある。Google Homeとechoもnode.jsで作れそうだし。

 

Windowsだったので、次のようにインストールした。

qiita.com

あとはどっとインストールでやってみることに。

https://dotinstall.com/lessons/basic_nodejs

 

 ただ、コマンドラインからファイル名を実行するのがものすごく嫌いでさ。エディターから実行するボタンを作って実行している。そのほうが、だいぶ時間が短くなる気がする。カタカタターンみたいにコンソールでやったほうがかっこいいかもしれないけどね。

 Meryエディターでやっている。たまにパワーシェルで実行もするけど。(ツール)ー(外部ツール)ー(外部ツールの設定)ー(追加)で次のように設定した。エディターで、javascriptから直接に実行すれば。コマンドから「node ファイル名.js」という手順が減らせるかなと思ってやっている。

コマンドで指定しているのはパワーシェル。エンコードUTF-8にしないとアウトプットバーが文字化けした。

f:id:kyukyunyorituryo:20180425233533j:plain

 httpsでウェブサーバーを起動したが、終了の仕方がわからず2回目に実行しようとすると、エラーが出て処理内容が書き換わらない。ctrl+cでできると書いてあったが実行しても無理だった。タスクマネージャーを起動して、詳細からnode.exeを停止しているだけど、このやり方でいいのかもっとましな方法はないのかが気になっている。

 

 node.jsはサーバーを立てれるようなので、そっちのほうも少しやってみようかな。node.jsとherokuでとりあえずなんか作ってみれば、いろいろ遊べるのではないか。

 

  kindle unlimitedで下の本を読んでみました。あんまり理解できてなかったけど。

 

 

JavaScriptエンジニアのためのNode.js入門

JavaScriptエンジニアのためのNode.js入門

 

 

東方Projectの二次創作を電子書籍で売れるようになるそうだ

  東方Projectは縦スクロールシューティングゲームだっけ、というくらいしか知らないんだけれど、二次創作を電子書籍で売れるようになるそうだ。

 

 電子書籍で二次創作作品を売るのはいけないこととして受け取られている。

  • 頒布ではなく、もうけが出やすいから。
  • 一般書籍と同じ流通になってしまう。

 などの理由があるのだろう。東方Project電子書籍を解禁などと報じられている。ただしブックウォーカーとニコニコ書籍に限る。

 ブックウォーカーでは電子書籍での入稿が郵送でも可能らしいが、早く売るにはEPUBがいいみたいである。カドカワEPUBしようというのがあってそれに沿っていればいいようである。ただ、デジタルコミック協議会EPUBがベースになっているのでそのEPUBであれば問題なく表示できるようだ。

 キンドルだと二次創作ではKindle Worlds というのがある。日本だとあまり広まってない気がする。原作者と二次創作者に支払われる形式になっているようだ。どっちにしろエロは厳しそうだなとは思うが。

アマゾン、二次創作を公認販売する Kindle Worlds を開始。作者と原作者に支払い - Engadget 日本版

 ブックウォーカーで受け付けているEPUBは下のサイトで作れます。

kyukyunyorituryo.github.io

www.melonbooks.co.jp

  

www.famitsu.com

 

KDPでの無断販売について

 KDPで漫画村のロゴが入った、漫画が売られていた問題。以前から二次創作同人をKDPを勝手に売っていたのが発見されたり。ネットにある画像を写真集にして売られていたりというのはあった。ロイヤリティーが発生する前に消えていく場合もある。

KDPと出版社の電子書籍との見分け方

一般の電子書籍では、出版社名が書かれている場合が多い。

 例えば、話題になったゴールデンカムイでは、出版社名で集英社と出ている。KDPで販売してたものでは、Amazon Services International, Inc.と出ている場合がある。ただ、KDPでも出版社名は自分でつけれるので、出版社名が出ているからと言って個人出版ではないとは限らない。

 著者が出版社とは別に著者版として出している場合があり、ややこしいこともある。

 

通報の手順

 勝手に販売しているものの場合、第三者が見つけてアマゾンに言っても消えない。著作権者に言わなければならない。この場合では、集英社に連絡するのだろう。

集英社へのお問い合わせ総合案内

 集英社の連絡先を調べてみたら、今時電話かよって突っ込みたくなったが。

権利者の場合の通報手段

権利者の場合は、次のサイトから通報が可能である。

Amazon.co.jp - 知的財産権の侵害を申告

 

KDPの審査について

 KDPで本を出していて、日本語があまり得意でない方が審査しているなと思うことがよくある。日本語の本での出版について知っていたら、これは出版社の本かどうか、著者の許可なく販売しているだろうか、についてわかりそうだが。そうわかりそうなものが防げなかったのだろう。

 

nlab.itmedia.co.jp

ゲームブックのEPUBはどういう仕組なのかを調べてみた

 リフローのEPUBを作るソフトウェアでも作ってみようかと思っているが、できるだけ簡単そうなのを考えてみる。そうすると、ゲームブックは構造的に単純そうなので、ちょっとやってみようかと調べている。ゲームブックは、紙の本では何ページに移動と書いてあるが。電子書籍の場合には、タップすることで選択肢のページに移動する。

GameBookCompiler

 ゲームブック作成に使ってみるソフトはGameBookCompilerというそうだ、ちょっと中身を見ていると、html4ベースで吐き出されているようで、そのままepubに入れるのはダメっぽい感じである。

 単一HTMLに変換したときに、ジャンプ先が、a要素のname属性が使われていて、html5では使わなくなっている。EPUB3だとid属性で指定するのがいいようだ。

<a name="1"></a><b>1</b><br>

<h2 id= "1"><b>1</b></h2><br>

 でんでんコンバーターでも出力できないかなとみていた。でんでんコンバーターでは、単一HTMLで出力する場合は、脚注がそれに対応するようなので行けるかもと思っていたが、ちょっと難しいかも。

複数のHTMLを作る

ただ、EPUBの場合は複数のHTMLに分けたほうが、動作が軽くなるので。

ジャンプするごとに分けたほうがいいだろう。それと、改ページも分けたほうがみやすくなると思われる。

<b><a href="1.html">1へ進む</a></b>

 

GameBook.xyz – 選択肢を選び続ける物語 「ゲームブック」

 

 HTMLにしてから、一太郎でイラストなどをつけているようだ。マークダウンだとこのように指定するが、どのデータから変換できるようにすれば簡単に作れるか。

 ![画像の説明](画像ファイル名)

マークダウンだとこういう指定し方をするのだけど、どういう機能があればいいのやら。

 

chanagame.hateblo.jp