校閲について
校閲について調べていたら大抵は校閲にはPDFを使っているようだ。電子書籍をPDFに変換して校閲をするフローを考えてみる。その他電子書籍のテキスト段階から校正するための作業工程を考えてみる。
Markdownプレビューツールを使った新しい編集・制作フローのご提案 – リブロワークス – LibroWorks
この記事を見た時に電子書籍の場合での工程はどこまで自動化または短縮可能か考えていた。
紙に印刷しての校正
紙に印刷しての校正作業を見てから、PDFでの校正、デジタルでの校正、作業の一括管理を考える。
校正記号:http://aiwaprint.jp/hon/kouseikigou.html
テキストデータ段階での校正
テキスト段階の校正では、ワードや一太郎の校正機能を使う。EPUBからPDFへの変換はあまり期待できそうにないので。テキストやワード一太郎からEPUBやPDFに変換するようなソフトウェアもある。
各形式の組版
原本データを何にするかによって作業のフローが変わってくる。私の場合は青空文庫形式で作っていたので、データが青空文庫やでんでんマークダウンの組版になっている。
青空文庫での組版
ビューワーで直接組版を確認してEPUBやMOBI形式に変換する。データを変換する段階でのズレをどこまで許容するか、つまり対応している注記がどのくらいあるか。EPUBの電書協 EPUB 3に対応しないとキンドル以外での販売サイトでは販売できないことの問題点。青空文庫形式を電書協 EPUB 3に対応した形に変換するかEPUBvalidを何処までできるかという問題もある。
青空文庫ビュワー:satokazzz.com、PageOne
でんでんマークダウン形式
でんでんコンバーターで変換するためのでんでんマークダウン形式のデータも作っている。直接ビュワーで確認するにはマークダウンだとatomエディターctrl+ shift+ mでビューワーが開く。ただし、でんでんマークダウンで拡張された部分には対応していない。
電書ちゃんのでんでんエディターではビュワーとして確認することができる。
電子書籍の校正を考える上では、注釈について書いておきたい。読んでいる時に後で追加もしくは修正したい箇所がった時に「要修正」とつけか加えても後で探すのに苦労する。
注釈では、あとから見てわかるようにする必要がある。それだけではなく検索できるようにしていると分かりやすい。最終的に出力するときにエラーが出て止まるようにしないといけない。出版された時に、「後で修正すること」という注意書きが表示されたら恥ずかしいことになる。
青空文庫の注釈として機能させる時に自分で注記を作っていた。
[#注釈][#注釈終わり]
このようにすると青空EPUB3で変換するときにエラーメッセージが出るので、注記の部分がわかりやすくなる。
校正で言うと、差分管理で以前と比べてどこを修正したか、
紙の場合での校正記号を素にして、字の修正、文字の削除、文字の挿入、改段、改行。
校正についてい参照:
PDF校正
青空文庫形式をPDFに変換
ただし青空文庫でも対応している注記は少ない。
キンドルでの校正
キンドルでの校正では、パソコンの画面で見る場合よりも電子ペーパーでは誤字を発見しやすい。というのも印刷画面に近いからという理由や本を読むという意識の切り替えの問題に感じている。
キンドルではメモをした時に、kindle内documentフォルダーのClipping.txtというファイルに文字として保存されている。その文字をPCでみることで誤字部分を簡単に探すことができる。