面白い学術読み物教えてで出てきた本の中で気になったものを読んでみた。
動力だから燃焼機関ばかりかと思ったら、日本で発電事業が始まったあたりの著者自身の記憶も書かれているのがびっくりしたところ。もちろん表紙にあるように蒸気機関から2サイクル、4サイクルエンジン。ガスタービンエンジン、ガソリン、ディーゼルなど、それ以外の主流から外れていったものまで書かれている。
熱力学は工学をやっていたらやるがどうも苦手意識がある。カルノーサイクル、オットーサイクル、ランキンサイクル等の計算がどうも。
この本では理論家と実践家が両方出てくる。理論家が物を作れず実証できない。実践家は効率を上げるための知恵が足りない。それでも実践者を中心に発展が進んでいく。
産業革命時代にどのように内燃機関が発達していったのか、蒸気機関の普及していったのかが見て取れる。水力のフランシス水車、ペルトン水車、反動水車と衝動水車とも呼ばれる。この水車の効率改善が火力の側にも同時に影響を与えていると書かれていて興味深かった。別々のものとして考えてどのように発展したのか疑問に思っていたから。
noteで水力発電を自作している人がいて、気になって読んでみた。(誘導発電機は市販のものを使っているのだろうが)いつもきになるが、下の絵のような水車ばかりが上がっているが、水力発電で出てくるタイプはまずことタイプがない。出力の関係か、木材での作りやすいさによるものだろうか。
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