出版社が小説投稿サイトの運営もしくは買収をすることが増えてきたように思う。なぜかというと、やっぱり文字ものの本が売れにくくなってきているのと。小説の電子書籍の売上の伸びが鈍いのだろう。
その原因はなんなのか。
- 雑誌が売れなくなってきている
- 小説投稿サイトと電子書籍との相性が悪い
小説を買おうとするときに、知っている人ならば新刊だけで買う。知人のおすすめで買うのもあると思うが、新刊は難しい。
ウェブ小説だとウェブで見て紙の本で買うという棲み分けができていたが。ウェブで見て電子書籍で買うというのが成立しづらい。挿絵やイラストがついているのが特典ぐらいかな。
そもそも小説の雑誌が減り、出版社のウェブサイトでの出版社のPVがそもそもないので、外部の小説投稿サイトだよりになっている。小説投稿サイトの拡大戦略はページビューを増やすことにある。
講談社が小説投稿サイトをオープンしたがその目的は何だろう。小説をどのように評価すべきかを読者に委ねているのだろうか。
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— 吉野茉莉@ (@stalemate) September 14, 2018
電子書籍を前提とした小説投稿サイトのあり方
小説投稿サイトはテキストだから、容量も食わないので作るのは簡単かなと思ったので設計を考えてみた。
まず、どうやって商業的に成り立たせるか。
小説家になろうでは、ページに広告を付けてその広告収入にしているが、広告は少なめである。そのため著者は出版契約にこぎつけて収益を得ている。ただし、最近はウェブサイトと出版との利益のあり方でもめている。たとえば、続きは本で読んでねというようなことができなくなっている。
自分で小説をウェブサイトに掲載する人もいる。
問題はハードルの部分、サイトを制作するのにサーバーやドメインをレンタルするなどで費用や時間がかかるのとサイトや小説に関わる時間が取られるのと。検索サイトに載って人がくるで時間がかかる。
今のサイトの潮流に合わせた運営側の収益や著者側の利益とのバランスはどう保つべきなのだろうか。著者側としては電子書籍を売りたいと考えると、此処から先は電子書籍で読んでねーという形がいいのか。期間を限定して無料で読めるようにしたり、連載部分だけを無料で公開して、それまでの内容を電子書籍で買って読んでもらうほうがいいのだろうか。
例えば、運営画の収益を電子書籍のアフィリエイトで得て、著者側は電子書籍の収益を得る形。そういうのがあれば運営側の継続性と、著者側の電子書籍としての利益とバランスが取れるのではないか。
漫画の場合では、連載し広告の一部を著者側に還元するタイプのサイトが増えてきているが、小説の場合はあまり少ない。